アール・デコ展
4月29日 上野・東京都美術館に
「アール。デコ」展に行って来ました。
いつもこの美術館は、
少し人が入ると、すごく狭く感じるので
ちょっと覚悟していったのですが、
なぜか人の入りが悪く
とても快適な環境での鑑賞になりました。
ラッキー。
で、人の入りが悪いから、
内容も悪かったかというと、そうではなく
内容はとても良かったです。
ポスターから食器、家具など
幅広いジャンルを
手際よく展示していたと思います。
また、ちょっと意外な展示も有りました。
フランク・ロイド・ライトって、
アール・デコになるんでしたっけ?
さらに、アール・デコの影響源として
中米が挙げられていますが
これって、メインストリームではないと思うのですが。。。
しかも影響を受けた先が、
アメリカの建築で事例がライト。
まあ、そのような動きも有ったという理解で良いのかな。
さて、今回の展覧会で良かった展示を
いくつか挙げておきます。
1.カルティエのジュエリーの一連のもの
デザインは確かに、デコかなぁと思いつつ
それよりも、ダイヤのすばらしい輝きに
圧倒されました。
大きなエメラルドやサファイヤなども
使っているのですが
とにかくダイヤモンドがすごい。
これがファイアってやつですか、
と納得してしまいました。
アール・デコとは全く関係ないところで
感心しました。
2.イブニング・ドレスの一連の展示
5点ほど展示してあったのですが
光沢感や形が似ていて
時代感がよく出ていました。
ドレスは、別の場所にも
展示が有ってそちらも同じ様なテイストでした。
3.交通機関のポスターの一連の展示
カッサンドルのノルマンディー号から
里見宗次のジャパン、日本国有鉄道にかけてを
10点のポスターで展示。
カッサンドルの北極星号なども入って、
表現の流れがよく分かる、
とてもよい展示でした。
4.ポール・ラコン『黒い喧噪』(12点)
活き活きとした描写が
とても良かったです。
モデルとなったジョゼフィン・ベーカーの
映像も併せて展示していましたが
その内容は、今の目で見ると甚だ貧弱。
でも、絵と合わせてみると、
時代というか、当時の人が受けた
衝撃が伝わってくるよう。
良い作品だと思いました。
5.マリー・ローランサン『読書する女』
とても良い絵でした。
ドキッとさせる絵です。
枠に鏡を使用しているのが、
アール・デコらしくってよい。
と思ったら、図録には
絵しか載っていない。
何ででしょうね。
というわけで
東京都美術館にしては
とても良い展覧会でした。
以上












Comments
多彩な知識、感心しております。アールデコについては、深い知識はありませんが、フランク・ロイド・ライトについては、中公新書「アール・デコの建築」吉田鋼一氏著に次のよう紹介されていました。3.3で「アールデコのパイオニアとしてのライト」として書かれています。モダニズムと一線を画し、装飾的細部を捨てなかった、理念先行的ではなく、職人的な性格がアールデコの先駆者ならしめたと書いてありました。モダニズムからもずれていたみたいですね。
Posted by: セミ玄人 | May 04, 2005 at 11:11 PM
セミ玄人様、コメントありがとうございます。
個人的に、どうしてもライトを、ル・コルビジュやミースらと一緒にくくってしまうので、デコといわれると、なんとなく違和感が残るのでしょうね。勉強になります。
Posted by: opendoor | May 05, 2005 at 09:45 AM